◆◆◆ チーク材とは ◆◆◆
チーク材はタイではマイ・サックとも呼ばれ大変大事にされてきました。
タイ北部は古くから良質なチーク材の宝庫と知られ、家具に始まり日用品、建築物までがチークで作られていました。
しかしこの良質なチークを目的にした欧米各国の企業による乱伐で、いまでは非常に貴重な木材になってしまいました。
1980年代以降、伐採が制限され、平行して行われた植林のおかげで少しずつ森は回復してきており、
現在は少量ながらも商業用伐採が認められはじめました。
チークは、マホガニー、ウォールナットと並び「世界三大銘木」と称される、大変優れた木材です。
その秘密は、油にあります。
チークは日本語で油木と書かれることがあります。文字通り内部に豊富な油分を含んでおり、この油分が高級木材として大切な役割を担っています。
豊富に含まれる油分は水分をよせつけず、また、特殊な成分が病害虫をよせつけないため大変に丈夫な性質をもっています。
タイやミャンマーの古い寺院にはチークで作られたものも多く、それらは何百年という悠久の時間をすごしても尚その美しさを失っていません。
寺院を愛する心と木材自体の強さがうまく機能した結果なのかもしれません。
木材内部の油分は水分を防ぐだけでなく、表面に染み出して独特の色合いを作ります。これがチーク色です。
使えば使うほどに味わいを増していくさまは木材の女王と呼ばれるゆえんです。
この貴重なチーク材で作った贈り物は長く人々の手に残り、思い出をとどめる大切な器になります。
製造に使われているチーク材はタイ政府が厳密な監視のもとに使用許可を与えたもののみを使用しています。
切り出された木材は政府の検査を受け、専用ナンバーを振ったものしか使うことができません。
前世紀に始まる伐採がチーク材を貴重な資源にしてしまったのです。
